<1983>「つめたい風の中で」

 あなたがうずめていた時刻を、

 私はボウ、と、僅かなヒでとらえていました、、

 あれ、隙間、、

 あれ、そんなところに、生きて、また浮かんだ、

 またその長さのなかに、、

 ひとつの実が生きた、

 誰でしょうね、、

 私は玄関まで出て、、

 静かにその、つめたい風の中へ、

 出ていた、、

 さらされる、さらされる、、

 太い、太いのだが、

 遠のく、遠のく、声がきこえる、、

 あたしは熱を見ていない、

 

 私が静かにこの全体と混ざっていくより仕方のない時刻が、

 好きだ、、

 なぜかあたりまえにいました、、

 私はこの泡立った時刻をどう解決したらいいか分からない、

 とても細い線がありました、

 縒って、、

 私は感官、

 それの最後ですから、、

 この、線を、、

 つけたら素直ににじむでしょうね、、

 なに、そんなこと、、

 この時間のなかで想定されて、いたことなのだろうか、、

 そんなことはどうでも構わないとして、

 私はこの線の上に、

 黙ってのびただけでした、、

 あなたが毎日生きるということは、

 これなんですよ、

 ウン、音が上手く、少なくされているという、ような、、

 そんな気持ちがする、、

 ね、初めてのココアの香り、、

 つめたい風の中で、そうか、、

 いちどきに生まれた人なんだ、

 

 どこへあなた、、

 この時刻を持っていると思う?

 それはひとつの順序に、だろう、、

 私がいくつかのポイントに触れると、

 出てくることになって、いるのではないだろうか、、

 あら、

 それは何ていう名前の、愉快?

 それは軌跡、、

 ひとつの身体が単位の、

 それは軌跡、

 あたしはこうすると少し水が多くなる、、

 もう少しこのなかに、

 入ってみたいと思う気持ちがある、、

 あなたもそばでなにやら目を輝かせて、

 見ているようだけれども、、

 私は世界を二人のなかに作るということに、、

 あまり肌が入っていかない、

 いつでも外からつめたい風が、吹いてくれるのでなければ・・・