<1977>「非時、忘時」

 忘時、

 ただ、うちのなかへ、さわいで、、

 あたしはステップを寄越した、

 なにだ、

 ざわざわする、、

 ひと、ひと、ひんやりとする、、

 おう、ト、つめたいさなかに、

 あらわれたいだけ、あらわれてきて、、

 お前はなにだ、

 時間の人、、

 いえ、非時、忘時、、

 張りついた、ヨの静かなふるえ・・・

 

 あたしは闇雲にそこらを手探りする、、

 珠が、そこらにあるか、

 いいや、、

 私はエイゾを、静かにかきましているだけだな、、

 なにだ、非時か、

 いえ、忘時、、

 私はかくあり、、なにか、手が泡立っていく、、

 たれだ、、

 そこから小さな窓を持ち声をノゾかせている人、

 私は誘う、、

 このリョウイキナイに、

 あなたを、、

 あなたをおそろしい面の下へ運ぶその時刻は何ですか、、

 あたしは、

 誰彼とのう身体を同期するために、

 ここで踊るだけのものだ、、

 なに、忘時、、

 いいや、非時コンコン・・・

 いや、漏れて、、

 少しの糸が見える、、

 

 お前手探りする、、

 訳も分からないまま、ここを手探りする、、

 なにだか、

 あふれているヒにあたしをつけろよ、、

 声がどこまでも浸透するように、

 その襟をひらいていろよ、、

 驚時、忘時、

 お前はFだ、、

 紛れもない、ひとつの入力だ、、

 同じ身体を掛けろ、、

 私は無限に殖えてゆく、、

 無限のエイゾへ、

 身体を運ぶ、、

 たれだ、たれだ、、

 私は忘時、爆発する、、

 ヒにあたる時刻の人、

 お前の存在の粉は次々に空間へ、

 時刻へ、

 お前はふット深イ息を吐く、

 たれたな、、

 ひとつの面だ、これは、

 ひとつの、、忘時の、面だな・・・