<1971>「白いところへ漏れて」

 量が、そこへ、

 まったく静かにかけられている、、

 あたしはびんと張り、

 そのまま低音部、、

 そのまま同じ姿を出して、見つめていた、、

 ここがさわぐ地方だ、、

 私は順次、この層へ、

 進む、進む、、

 ・・・

 なにか線を残してきた、、

 その、重たさにより、

 ぽつぽつと生きてきたもののなかへ、、

 私は混じろう、、

 おそろしい響きをきくかもしれないと思いながら、、

 この場に、一量で溢れている、、

 ただの印、、

 

 浮かぶ葉、

 ひとつ手をつけて、、

 あなたは幾量かの粉をそのなかに持っている、、

 剥がれどおしだな、、

 なにここまで来たか、

 そうしたらもっと中へ入りなさい、、

 私はお前の表情を見留める必要がある、、

 なに、

 おそれているのだろ?

 それはよく分かる、、

 しかしね、

 この場所まで来たらあなたの向かうところは、

 奥ですよ、、

 さあいらっしゃい、、

 どこまでもあったかくしておいでだよ、、

 さあ、さあ、

 ・・・

 私は粒にまみれて、生まれた、、

 なにもかもが白い、

 そのヒのなかへ漏れて出たのだ、、

 

 たれもかれも、

 ここのさわぎを掴みかねたし、、

 それは私だってそうだ、

 あたしは深く呼吸をする、、

 そうすると、

 この響きはどこまでもしたのつちを含むから、、

 まいて、まいて、、

 このハ、このかたかたとした時刻の先、、

 次々に見えるもの、

 おとが止む、ただ一切の生き死に、、

 これは拍に、どう関係してくるだろうか、

 私は驚かなかった、

 驚かなかったことにより、、

 なんの影響もないと、決めてしまうわけにはいかない、、

 どこか暗い、、

 そのひとつひとつの展開の中を、、

 過ごし、、

 身体に熱が集まってくる、、