<1980>「想像の華の黄色」

 じつが先ほどからの輪の中に、、

 あたりまえに混じっている、

 しずかにその印を迎えて、、

 私は、遠くに、

 生まれながら、そこいらへんの砂利を、、

 掴んで、放っている、

 ものの通る仕組みを見たか、、

 ものの湧いて回る仕組みを、、

 あたしはその熱のプウルが、

 この場へはっきりと伝わってきているのを、

 確かめ得ました、

 ははア、形象だナ、、

 お前どう通ってきた、

 これは私の中に静かに移り、、

 手に握られる、

 

 なかのさわぎに付き合っている、、

 ものから奥、、

 私は二つの点を出し、、

 そのモオドのなかへずっと潜ろうとする、、

 ここは軽い響きのする、

 ここはものの好き放題にさわぐ時間がする、、

 あたらしくそこに見えて、

 行方があちらこちらから、

 きこえているじはだダ・・・

 からからから、

 万相に、花の模様、、

 てのひらのなかの花びら、、

 じりじりと伝わる時刻、

 ジニチ、

 日一切に、私の歌を、、

 私は億量から駆けてきた、

 私はもののすすむ温度のなかから、

 真っすぐに駆けてきたんだ、、

 なにだな、

 想像の華のことを、

 こつこつと、ヒに当てて、、

 現出しようとする、あなたの姿は、、

 とても黄色いナ、、

 様子が、もはや金色なのだ、、

 

 線の中で初めて痺れたよ、、

 あたしは声のなかに住んでいながら、

 この振動線を確かめた、、

 ままで、たしかめて、、

 知らぬか知るか、は、ここへきこえて、、

 もののはじめに、

 あたしは吹く、、

 あたしは吹きあげる、、

 身体が生きて、

 全体の線のなかにひとつの香のいのちを、、

 垂らして、そのまま吸い、、

 じゆウに膨らませた、

 あ、なんだ、なんだ、、

 この呼気の膨らみ、、

 あたしが触知する、この香の振れ幅ハ・・・