<1968>「蜜を見る」

 あとへさがれ、、

 私は動態、

 かたかたと動く、

 そのミリ量の音をききうるのか、、

 どうだ、削れたろ?

 私は宇宙へ走る、、

 走るにも、まだ、ホットコーヒーが届いていないのに、、

 どこから、どこからきこえて、、

 さわぎのなかへ、

 私はまだ変時?

 うつくしいヒの招ダいに寝転ぶ、、

 あなたはヒのなかに溶けて消え去った、

 だれ? 寝る人、

 私はそこでヒになって寝る人、、

 

 場所ガアレバそこデ鳴く、、

 気がつくと ひとりその陽気な時刻のなかに、

 静かに取り残されている、

 私は自身のなかに浮かび、

 太陽ばら、

 あなたも増えるんだ、、

 あなたもこの響きのなかに増えて、、

 ここを、ただ、ヨ(ヨ) と とらえた訳ではない、、

 あなたは速度を持ち、どこまでも振るえ出した、、

 蜜が垂れる、、

 そこで私は、ぼか、ボカ、ト、くちをアいて、、

 上空彼方を眺めました、、

 たれの響きか、

 私は宇宙から帰り、、

 ここへ立つ、

 そヒトの、

 線の運びを、

 静かに写していると、、

 だんだん、

 あなたの蜜の意味が分かってくる、、

 だからあたしは作業のヒト、、

 線の糸に、

 生まれて、なりました、、

 

 全身の浮わつき、、

 たんに細部から渡ったのではないのかな、、

 次から次へぞくぞくと来、、

 あなたは最後に眼をひらキ、、

 ここが宇宙の断面であることを伝える、、

 おナカがスいたナ、、

 時間が熟すんですか?

 このなかで?

 私は自分の強みをてらいなく平気でいうだろうと思った、、

 なにだろうね、

 今ここで寝そべっている私には、そんなこと、、

 思いもよらないに違いがないけれど、

 あなたはどこで生きたの、、

 少しその蜜を見せてくれ、

 あたしは口をアけるから、、

 口をアけて熱を受ける、

 どろどろと流れ出すヒのなかで、あたたかい、、