あたしはただその光度のなかで、、
揉み込まれて、
静かに出てきていた、、
生誕は湿っている、
この僅かな声のなかで生誕は、、
私は深くを掴み、、
どこかから外されて、
どこかからまともにきこえてきていて、、
なに、手の上がる、
はっきりとここへ姿を出し、、
私は浮き上がる、
その先端の揺らぎのなかに晴れて、生まれる、
揉まれたれば生まれたか、
あたしはこのあけらかんとした通路に、
静かに口をつけて、、
なにだ、なにだ、、
ここから流れてきたのか、と、
独話する、、
はてからはてへその肌の只中、、
私は大きな声で、叫んでいたが、、
それは全てくぐもり、、
ただ振動としてひとつの姿勢を示す、、
あたしは泡と一緒だ、、
それにしてはどうも、複雑に編み込まれた、、
編み込まれているのの、そのほつれの、、
赤いひらきのなかに、
秘密を見留めて、、
じっと時間を過ごすのだ、、
あたしはその底に潜っていく訳ではないのだ、けれども、、
そこに複数の糸が編み込まれ、、
ほつれていくそのま、なら、、
私はせめて匂いを嗅ごう、
どこからも来る匂いを、だな、、
あたしはどこからどこへも巻いていくのを、、
はても分からず、、
ただこの場の揉みに、
ひとりで加わるだけなのだけれども、、
トン、、と、音を垂らしてくれよ、
はた、・・・垂れた垂れた垂れた、
あたしは吸い、、
吸いながらさわぎのなかへ、染みる、、
色やなにや、、
肌から静かに出てきて、、
ものを思いながら生まれ、、
明るい日、
光度が、ただ染みてくる、、
風の抜ける夢に立った、
少し、私をここに置いといてくれないか、、
はられたままに、
ここにただ身体が流れるままに、しといてくれないか、、
動く、
ごとごととその端へ落ち、、
さ、さ、そうか、、
液になってこのラインに居たこと、見、、見・・・