<1915>「それは目、それは通路」

 なにだ、白い、

 ものの隙間に立って、、

 ひとつで、反射する、

 私はさ、その方向のなかに、あばれる、

 時刻で、普通に、、

 揺らぎへ、かえっていくの、、

 その語る日、、

 その歌の日に、、

 いられて、、だらだらと、垂らして、、

 私は今さ、、

 この空間のなかに真っすぐにきこえたよ、、

 ひとつの表情のなかに、

 垂れて、

 きこえているんだ、、

 なにかなその肌の行方に振る、、

 私は、増す、、

 色濃いその時刻のなかにあたりまえに出現して、

 揺らぐ、

 いちほ、いちほの点の、、

 なかに覗く人、、

 そとめにはそれと知れて、、

 しらずしらずそとがわに流れていた、、

 

 あついあつい、、

 私は肌を持って内側からその響きのなかへかたまれと、、

 ながいながい呼吸の、、

 なかにはいれはいれ、、

 私のそのリズムがあることを承知して、、

 流れるひと、、

 それぞれのしるしのなかにはさまり、

 生きるひとつのてのひら、、

 液が滑り、、

 私はなかを窺う、、

 その様子が知り合わされ、、

 いまにひとつの火、、

 

 私はただきらきらと散るものがあるとすれば、、

 それを内に集めた、、

 それを集めて、熱のなかに、住むようにしたと言っても、

 呼吸が、、

 そこを流れて、、

 そこからはらはらと全体にちられる、、

 もの遠い火、、

 あたしはごうごうというたけりにもやがかかる、、

 その声ののびをきく、、

 ひとつところでそののびをきくもの、、

 はげしさのなかへ小さな表情へ着く、、

 私は発した、、

 発したままで装い、、

 垂れた、、

 それは目の中に、、

 私は通路、、

 そこが過去だとしたら、、

 私は通路、、

 目の中に垂れて、、

 さんざばら響く、、さんざばらかたまって・・・