あなたがその隙間に備えているもの、、
たくみに揃えて、
かしょかしょごとに渡すものを、、
いちりょうで見た、、
見たらば錯乱するなあ、
見たらば惑うなあ、、
なあどうした、
吹き荒れるものの毒を言いたいのか、、
私がただ流されて流されて含むそのすさみのことを言いたいのか、
まえのままの顔ではないが、
利も毒も入ったよ、、
私は泳いでいる訳ではない、
吸っている訳ではない、、
ただそこに何もかも入ったと思うだけなんだ、、
先の方へ聞こえて、、
お前は筋が何本も増えて軟体らしく、、
壊れにくいものらしく見えてくる、、
生まれてくる、、
擬態を作り上げてきている、、
あたしはただ風しか鳴らない地点にまっすぐに立っていた、、
人は誰もいない、、
私は空の模様、、
いっとき、どこかの通過点というところから柔らかく剥がれて、、
あたしはその印象のなかにいる、、
あれどこだろう、、
どこか慌ただしく人が行き交う風景を、
建物の三、四階辺りから見つめている人という、
これは記憶ではないものが、、
私のなかに映像として繰り返し流れているが、、
私はこれはなにだというような事を問おうとしない、、
ただその通りに、
緩慢ながらも踊りも含んだ人が来るのだろう、という、、
ぼおっとした煙がただたくわえられ、、
等しく時刻ごとに漏れていくだけだ、、
漏れたものに含まれて、、
いまこの地点にいる、、
うたがいとか、、
ものごとがすみやかだとか退屈だとか、、
そういうことを、、
全て作業に含んでいけると思った、、
これは傲慢ではないと思う、、
なぜなら、
技術の立ち上がりはそのような表情を必要としないから、、
私は縁の縁まで行って、、
ある小さな運動体になり、ここに立っている、、
人間が数多生きていることはとても静かなことであるよ、
私は高台に出て風に触れるとそう思う、、
私は叫び出す必要がない、、
どこに行くのかどうかというのも考えることはない、、
垂れた液が、
垂れたそばから
徐々に濃くなるのを見つめているだけですよ、、
私は酔狂か、
まともな生活人か、、作業体か、、勢いか・・・