<2529>「私から遠く、記憶から近い」

 あなたは巡り、、

 ここへ来たらどこだ、

 またはここからはどこだ、

 あつめてはどこから、

 ものみがくところ、

 ものひとつ派手に転がるところ、、

 わたしは居た、、

 もの探るなかに、

 この声は居た、、

 からだから常に、

 はさまってはさらに、、

 ものみがく身体、、

 あちこちへ通り、

 その合図を見ている場所、

 

 あたしは不確かな距離に生まれて、

 ここを探る、、

 ここをさわる手、

 ものになじむ、

 ものから漏れてくる、

 わずかな空間のなかへ、

 あなたごと漏れてくる、

 それは静かにはじまり、

 次々に集まる身体、、

 ものの先を見つめ、

 繋がるもの、

 ただ垂れていればいいと、

 身体にしたら思う、、

 また信号が出る、

 私は読んでいる、、

 私はほどけなおす、、

 複数日に来て、

 私は見ている、、

 ものに身体が来る、

 どこから来る、、

 ものにどこから来る、、

 はてのない、

 この回転の先を、

 じっくりと見つめていることとなる、、

 

 あなたはひらけて、

 ここを言う、、

 ここを、静かに言ってみせている、、

 あれやなに、

 形は膨らむの、、

 ものの通りへと、

 あたしはあたりまえにきて、

 ここを過ごすの、、

 ここのあたりを過ごしてくるの、、

 おそれた、

 ものをおそれた、、

 それから私も無言で、

 まじわりをした、、

 なにかあたりまえだという気がした、

 私は、私から遠く、

 記憶から近い、、