<2410>「重たい水」

 あたしはまだここよ、

 いつの夜かも分からず、、

 それよ、ここ、

 ここなのよ、、

 誰が垂れ、、

 誰が流れ、

 匂いは複数に、

 好き放題に混じり、、

 どこなのだろう、、

 この響きは、場所は、、

 どこなのだろう、

 私は身体をひき、、

 そのリズムに合わせる、、

 生きている仕方に、

 

 なあ、含んで、

 含んで、含んで、、

 水やなにか、かたい、、

 からだの管やら、

 そこへ、

 順に、順に、垂れて、

 生まれて、生まれて、

 揉まれて、垂れて、、

 乾いて、叫んで、、

 ねえ、そこから、含んで、垂れて、

 渡して、だから、

 身体から、なにから、

 生まれてから、なにから、

 ジジツから、響きから、、

 ジに出て、、

 じた、じた、じた、と、重い水、、

 身体にじた、じた、と、

 重い水、、

 流れて、分かれて、、

 生まれて、離れて、

 ここに漏る、

 ここに漏る、、

 ここに漏る、あなたの、その手の、舌の、、

 こまかい温度のなか、

 あなたは、溢れて、ソレ、

 ソレを、

 確かに含みます、、

 なにだ、なにが、なにがそんなに、

 新しいの、

 もっと、古いのかな、どうかな、、

 と、

 からだはきく、からだはきく、、

 

 はてがあり、

 あなたは巡り、、

 わたしは居、

 もののなかは浮き、

 あり、からだの道へ、

 去り、去っては、戻る、、

 ああ、ああ、あなたの、管の、

 液の、なかへ、ひとり・・・