ひとのさわぐところへ、
あるひとりの人の姿が混じり、、
どこへか、
何という呼吸の、起伏もないまま、
静かに、面を、
色づけている、、
私がおういと声を掛け、、
静かに振り向くも、
そのときどきの泡が今、、
溜まっているさいちゅうなのだ、ということを、
ひとりで知覚する、
そんな姿でありました、、
あなたはここにある、
変わったものと、変わらないものと、
同じになって生き、
同じになってさわいで、、
ここに身体の波を生みました、、
あたしはこの人がほうけるとき、
過去の、
下手したら点でしかない、、
どこを泳いでいるのだろうかと想像する、、
そういった想像を持ったことを、
突拍子もないかもしれないが、、
真っすぐに伝えると、
そんな、と笑って、、
私はどこにいたのでもないと思うけれど、、
ひょっとして、ひとつも感慨を持っていないのではないかと、
そう思うけれど、
それは、ひとりでどこまでも静かになったに他ありません、、
私もそう思います、
どこまでも静かになると、
呼吸が、音でもなくなり、、
ただ知らぬうち、
静かに駆けているだけになり、
そこで驚くようになるのです、、
私たちは、ここでも、火を見ていた、、
巨大な、興奮の前で、、
このまま静かにしていることを、いぶかって、
しかし、
踊り出そうにも、
艶を眺めてほうと息をつくものたちに、
今踊りがある訳もない、、
時々、揺られて、揺られて、
見知った人の、顔や、声、
知らぬ人々の、笑みや、歓声に、
まぶされて、
私は正気と、踊りにかえる、、
いついつまでも燃えているものと、
思って、そこで、呼吸をまた、
新たに生ませ、、
その豊富なさまに、ひとり、またひとり、
しらべ直してくる、、
あたしはしらべにのり、
あらたな表情を持ち、歩行する、眠る、歩行する・・・