根がさまよい出て、、
長く当たり、
長くその方向へ染みて出ること、、
私はその複数の流れのなかに混じり、
このはてのなかで呼吸し、
この行方のなかで誘う、、
お前はまたそのつちのなかを這い、、
静かに生まれて、、
静かに発話するのだ、、
なあ、なかに水を含み、、
身体が膨れて、
あたしのなかに通じてくるものと思える、、
いちりょうのさわぎが、、
いまあたりまえに生まれて、、
道をひとつひとつ辿ってくることと思う、
ひとつの愉快が、
身体のなかを走り、、
いつものいとのなかを進む、、
あたしは糸のなかにとけた、
小さな信号だ、、
小さな信号は揺られて、、
この地平へ続いているさわりのおと、、
それをはたできき、
そのままの姿勢で、合わさりつつ、
外に見えて、、
そのまま、不安定に流れてきた、、
私がどこを噛んで、含むのか、分からないまま、、
あなたはここへ来て、
ほうとひとことする、、
身体のなかの眼に順番に移って行き、、
ざらり、と肌はその地へ連なる、
連なってきたものへ、響くの、、
ひとつ、ふたつ、、
それから浮かび、、
ぽうとした、光の中で、いつまでも立っている、、
この肌の質感のそばにいつもいるのが、
本当のことだろうと思えた、、
私はこの仕組みのなかに流れ、、
複数になり、生まれる、、
生まれた葉を立ててそのなかにじらりと染みて、、
私は渡って、、
とても遠いところにある音から私は長く続き、、
その欲望のなかにあり、生まれ、、
身体がはじまったところへ浮かんでは揺らぎ、
静かにかえり、、
そのもとの響きのなかをあなたは続いた、、
どこかに見えているのでないまま、
ここはふぶき、
ここは割れ、、
ここは静かな方向が浮かんでは消えるところなのだ、、
よくきこえたなにかの、、
静かな姿勢のなかに、、
あたたまり生まれて、、
私が葉をなぞる、緑の記憶が流れて行く・・・