ある肌を誘い、、
尋常静かな手のうえへ、溢れてくる、、
私は、ひとり惑い、、
そのなかで生まれるものとした、、
流れとして渡り、、
今そこに漏れるものとしての、当たり前の表情を、、
ここへ、僅かに続けてきた、、
ように、思う、、
身体が今に晴れて、、
ここから発話する、
ここから当たり前に流れる、、
その印を、あたしはなかにうち、
ずる、ずる、とすべり、
ほつれ、、
ひとつの手の中にかえることとなる、、
私は、その拍子で、、
たれかの、ひとりの道へ出でて、、
ようと招ぶ、
よう、ようと私の姿を招ぶ、、
それは、請われて、、
なにとなく肌があり、、
なにとなく静かな歩行を加える、、
あたしが現に見ているものはどこまで響き、、
この惑いを伝えるのだろう、、
私はからになったつちへ静かに姿を現しながら、
ずれて、ずれて来た、、
ものもその装いからはなれ、、
静かに香を出す、、
わたしは長い時間に垂れて、、
ここに、いちりょうの発話をなしてまわる、、
それ、私は被り、、
静かに歩を固めながら、
いまにある、全体へ、、
長い姿を呉れることになると思う、、
そこから歩の咲く、、
歩の、丁寧な時間へかえり、、
あらたに、咲き、、
私は見て、ほつれ、静かなヒに、、
身体全部をつけている、、
そこからヒは回る・・・
今あなたが受く印は、、
この香を残して、、
あなたのなかで笑うだろう、、
笑って、もっと先へ、もっと長くなるのかもしれない、、
私はそのヒを見守って、、
もっと、簡明に、生まれ直すのかもしれない、、
時刻が、静かに漏れて、、
私は肌を合わし、、
そこへ道を放り、、
振れた香のなかへ私は、静かに生まれ直すのかもしれない、、
ちょうどその場へ、、
あなたに似た一量の振舞いが通り、、
身体を当てて、
小さく振りながら、こちらへヒを残す・・・