あたしは道のまなかに立って、
おい、おうい、こちら、と言う、、
ひとつの声のなかに入った、
そうして、その声が私の中にたまり、
私は響きの只中で歩みがどこまでもゆくのを見守ったのだった、
おい、そこから駆けてくれ、
私もそこからはっきり漏るから、
とさ、勢いが、そら、そら、渡り、、
ひとつの手の中で、たくみに踊るのです、
私は醒めて、静かな青い道の中にいると、
おうい、おい、と幾度もこちらへ渡るさまをきいたのでした、
あたしがいつ非時間へ還ったのですか・・・
さて、さて、、
私は形を持って、このいくつかのものと誘い、
流れて行く、
ものの流れて行く、
私はあればあるだけの量で、それを視ている、、
ねえ、ねえ、あたしは還って、、
あたりに遍満する、
すると、あなたとの踊りは、非時間になるのでしょうか、
非時間になったあなたは、もう無数粒ではないのでしょうか、、
そこに生まれて、、
数限りなく分かれて行く、
無数粒ではもうないのでしょうか、、
そうすると、通常簡単に考えられるほど、
あたしはこわいものではないのかもしれません、、
どうしてあなたはこわがられているのですか、
非時間は、人間の常ではありませんか・・・
暗い時間に、
なにがやら音を立て、
私のなかで湧き、
なにがやら、同じ形象を、
増して行く、増してゆく、その姿のものに、、
私はおそれて、、
手を触れるのも、どうしたものだろうか、
と、ひとりで揺るぎながらのことではあった、
熱がある、、
私は運動体で、熱がある、、
次々に、わいて、、
次々に、転げてきた・・・
あ、私はここにも、呼吸を持っています、、
あたしは息がふさがるのをふせぐ、
その一筋を、
無理だとかなにだとかは言いません、
方々で揺らぎ、、
無数粒は嬉しさと、おそろしさと、、
そのふたつながらで、生きていたのでした・・・
あ、平らな、、
ものがここにいくつもあり、
いくつもこぼれて、、
次々に分かれてはまた、上手く生まれるのでした、