この時間がまたどこまでも先にひらけているということ、
そしてこの時間はどこかに置いていかれる、、
私はただそこで小さくひらき、
方向を言う、あからさまに言う、、
何故私はこのなかへ増えているのか、、
ここからひとつの時刻を持って、
ここに歩が出来るのか、、
を、知らないでいる、
あたしは今ここで肌を押して、
違う時刻に入ろうとする、、
身体ごと向かって行こうとする、
知らない表情が浮かんで、
私は、まったくそこへ、流れて行こうとしていました、
それは前の響き、
それは身体の前を通る響き、、
どこかこの手でありえるところから、
まったく遠くに入るものかしら、
動いて、動いて、、
あたしは諸方をじっと覗き込むようなのだけれども、、
どこからこの身体を知り、
どこからこの身体を放る、、
私は、長い時間の中に、身を横たえて、
いくつもの泡を辿るのでした、
ここへ来て、ここへ来て、、
張った、底の上へ、また続きます、、
用意した動きの分、それ以外もまた、続きます、、
そこに見えるもので、、
上手く次の歩行のなかに入ってゆきます、
そこに身体が同じようにあるのならば、
揺らいで、
上手く入ってゆきます、、
あ、泡の、
道が目に入った、、
ここは、時間が経つと、泡になります、
今はまだ良く分からないだろうけれども、、
私がそこに来て、、
身体ごと音を立て、
熱を受け、
ひとつずつを垂らしていくと、、
この道は泡になります、
私がよく眺めていることを、、
過去の泡粒は知るでしょうか、、
微小な差異を重ねて変わった顔をさらけながら、
あけらかんと立っているでしょうか、
そこには身体ひとつある、
身体ひとつ、響いて、、
今その幕のなかにすっかりと入ってあります、
浮かぶ、浮かぶ、、
それをほどくまもないままに、
私は、泡の中の呼吸から、いくらも過ぎて、
熱溜まりのなかに住んでいると、、
様子が、
今この日のあたりへのびてくるの、
それを、今日も見ているのの、、