<1778>「糸の白さのなかで」

 なるほど、時刻のなかで当たり前に増してきた、、

 身体を前にして、

 なにかが身体の前に溢れながら、

 私はそのなかを探っているもののように、ここから見えた、、

 見えているだけでまた浮かび、、

 そこから生えて、

 非常な線を蓄えている、、

 長く、長く、、

 したら身体の中に増えて、、

 ものども、また走る、また走る、、

 私はさわがしくなり、

 ここに当たる、ここに当たる、、

 今ここに居てはひとつの筋ができ、、

 次から次へ当たるのだ、、

 そこで、晴れた、

 身体が晴れた、、

 もの遠い向こうから時刻がまるくなって、、

 ここへ通る、

 あたしはその結びを作り、

 そこまで通る、、

 たれか、たれか、はげしくないもの、、

 順に順に生まれて、過ぎているものは、

 ここに集まり、、

 ただ浮いている身体のなかを通る、、

 それからそれから、、

 あなたが微細にわたって、

 

 そこだ、そこをくぐりぬけたままだ、、

 私はそこを当たり前に抜けたままだ、

 どうしてものかずのなか、、

 あたしが膨れ、、

 よろめいてそこを来るのでしょう、、

 私が印をつける、、

 印をつけられた頭はどこから回転して、、

 あたしは膨れ、、

 身体のなかによく通る物事と糸の、、

 次々に流れて、、

 あ、今肌のなかにそのさいの響きが来ました、、

 私は何も知らないけれども、

 今肌のなかにその響きが来て、、

 幾重につらなるものかずを見たのです、、

 嬉しそうに跳ねていました、

 呼吸をして、嬉しそうでした、

 集合した人々から声が上がり、、

 私は、少し不在になっている、

 かたまりのなかであまりにも静かに生きている、、

 その方向の白さが見えて、、

 あたしはそのなかで声を立てます、、

 あ、あ、どこから、

 あ、遠くから運ばれて、、

 私が二重になって呼吸をするときに、

 しかし裸の、

 当たり前の出来事の恥じらいが、

 そこへ続き、

 そこから上手く剥がれてくるのだという気がしていました、

 私はその上に、

 上手く浮いて、溢れてくるのだという気がしていました、、