<1771>「身体は粒のなかに呼吸を当てて」

 そこへ当たるのだ、身体のすぐに変わり、、

 あるいは全方向を、当然に、通り、、

 私は、そのなかで生きている、

 あ、それを投げてくれるな、、

 身体に今にそれを浮かばせてくれるなという、

 調子がここへいくらも続いてくるよ、

 どうだ、どうだ、

 その響きはここまで流れてきてどうだ、、

 あたしは諸方向からすばやく流れてきて、、

 ここで呼吸の在り処を問うに過ぎない、

 だらだと生まれてきて、、

 気息が聞こえる、

 

 明らかな回転の、明らかにめくれるさまに、

 私は移って、、

 なだれるなだれるなだれる、、

 これはあなたの響き以上になって、

 なだれるなだれる、

 描線が終いにここまで濃くなってくると、私は、、

 そこに呼吸の一揃え、、

 そこに揺れの顕現する、、

 私は身体を覆った、

 長い時間に来て、長い様子で、、

 そこにいちばん立てて居る、、

 私が無数の容器であり得るから、

 そのものを、、

 あたりまえに受けて容れている、、

 となりとなり、、

 さ、そうしたら身体を唱えて、、

 忘自、忘方向、

 揺れて揺れて、、

 あたしは膜のなかで全く白くなりました、、

 呼吸が揺るがされるこの場所で、

 段々に白く、、

 段々にぼやぼやとしてきました、、

 

 私がどうも長い時間に手を掛けてそこで浮かんでいるということ、、

 続く続く、

 そこに晴れて礎の重みが見える、、

 生涯で重なってきたことは途方もない、

 あたしは、粒に当って、、

 ここで目を伏せ、呼吸をあらたにする、、

 私はそのなかを光線になって進み、

 それぞれが照り、それぞれが聞こえる、、

 私は泣いていた、、

 光線のなかで無数の粒が泡立って泣いていた、、

 それから生まれて、、

 投げ出された場所にいつまでもいて風を受ける、、

 日常に戻るとはなにだろう、、

 私は、多くの繰り返しを含んでいる、、

 多くの、知っているリズムの上に、

 私はまた現実を含んでいる、

 含まれた新しい線に、順に身体が入り、

 うたいを感得してゆくこと、、

 あなたあなた、順に、、