あたしは今そこの隅に在る、、
ひとつところを掘り、、
そこに不在を感じるまで、
深く、深く、深く、、
私が連続して肌を打つ、
地表面は頷く、
私がここにいちりょうの響きを置く、
境界線は黙る、、
あたしは今そこの一隅から緩やかに出た、、
もっと優しく放れ、、
もっと鮮明にせよう、
鮮明に見えていようさ、それ、それ、、
あたしは肌の中に住んだ、
あたしは肌の中に住んで長い、、
ここで響きが重なり、
どこまでもあっけなくする、、
物でなくする、連絡にする、、
すると、小さな身体がここに浮いていて、、
これが全部になる、
通路ばかりは無数に、
私は、どこにでもあるように見えた、
あそこからどこから、どこにでも、、
あいているところはどのようにも通ればいいではないですか、
はい、はい、、
そう言って、どこまでも行き過ぎたよわいの人に声を掛けられ、
誘われ、流され、、
あたしはその途に就いた、、
ああこぼれやこぼれや、息の中、、
私はうちむかう時間の中、
どうしてどうして、ここまで漏れて来て、
声を成すのね、、
ああ、あなたは生まれてね、、
訳が分からないと思うに違いがないけれど、、
物を容れたらひとつひとつ通路にしなさい、
晴れたところに身体全部を容れていなさい、
私は路についた、、
尋常の粒がそこに挟まって、
点滅する、、
私のハタで声をする、、
声をしたら回転をする、、
劫年の液垂れとして、今に、
今に姿を、、
日のなかで干され、、
日のなかで発達した、その垂れを、、
私に余さず見せてください、
見せてくれたらば良いオンジョウで、、
届く、届く、届くのね、
あたしはそのまま液になり、のち粒になり、、
仕方を見る、
かけらのなかにあたしの全容量を見る、、
そこで仰ぎ、、
渡してくれ、渡してくれよ、、
と、言い、なかに混じる、混じる・・・