あたしは身体を返す、
その仕草の中に浮いて、嘘みたいだ、
私は身体を返す、
嘘みたいだ、こんなに盛り上がっているのに、、
どこかに浮いて、
これはただ平面なのか、どうか、
にわかには確かめることもかなわないけれど、、
それ、それ、、
あたしは生成して、ほどけて、
ほどけて、ほどけて、、
この空間のなかへ、
いとも簡単に潜ってしまった、、
あたしが順次、ばらばら、、
去ればまた去るだけ、
生くならばまた生くだけ、、
私は、身体に帰して、
もとを、静かに辿るのが、見えたとでも言うのでしょうか、
浮く、浮く、、
浮くならば、また浮く、、
あたしはごく軽いもので出来ていて、、
次々に水がはいっていた、、
水が、この熱で、、
ほうっておかれて、次々に泡立ち、、
また泡立ち、、
跳ねて、跳ねて見えなくなったら、、
私はごく軽いものだということが分かるだろう、、
分かりながらものの軽さに、
また層、また層で驚く、、
私が黙って面に触れている、
アいた、アいて、またアいた、、
身体からなにひとの軽さがアいたよ、、
じ、じり、じり、、
あァ、私は焼け出された、、
ただの灰文字、
だだらととけてかわいてただの灰文字までになり、、
私は、一秒もぎょっとしない、
ただそこに紋様を示すだけになっていた、
居たのだ、そこに、、
どこぞに声を当てようにも、、
私は軽やかな灰文字なのだ、、
簡単にズレていく、
簡単に肌の上を滑っていく、、
私が濡れないということは、
ん、ん、首を傾げ、、
あなたは次々に回り、今や灰文字になろうとしている、
とんだ灰なのに、
またさらに灰の奥へ行こうとしている、、
どういったことだ、、
私が探していたのではなく、、
私は次々に回転する、
ごく軽い身体ということだけなのだ、
身体を返す、、
私は身体を返す、