<1707>「私は声を掛ける必要がある」

 なに、あんまり見つめすぎていても、いけない、

 そこから何か出る、訳のことではないから、、

 浮かんで、触れる、はたく、

 一量の線がここへ、続くから、、

 

 なに、こちらへ、うたいを寄越せ、、

 寄越したらば、

 そのなかで踊るから、、

 そのなかで踊っている人が続くから、、

 あれ、ものの見事に、軽く出来上がっている、、

 そのものの、まったく同然の、響きがきこえて、

 響きが、きこえて、、

 なに、雲のように、当然に、映る、軽々と、

 している、している、、

 

 なにという身体だ、、

 私はやはり声を掛ける必要がある、、

 私は、やはりこれだけ巨大なものに対して、声を掛けている必要がある、、

 その先へ進んだ、

 複数の行きかい、、

 沈んで、沈んで、、

 深くに埋まったものを、、

 また、かきいだしたところで、音が鳴る、、

 気が付くと、そこへ、着いていた、、

 音が鳴るところ、

 音を置いてきたところへ、

 私は着いていた、、

 どうして何も変わらないと思ったのだろう、、

 私がここに来れた、ということに、

 それは尽きるのだ、、

 

 例えば、その空気の外で再開する人々は、

 どんな事をさせるだろう、、

 私は無量時から、驚きが来て、、

 そこに刺さったままに、なるだろうと思うが、、

 どんな声をさせるだろう、、

 どんな声を通過させるだろう、、

 なるたけ近くで、

 もう、見えているものもなくなるほどの近さで、、

 響きだけを、続けたい、、

 

 あたしはやはり上手く貼られて、、

 その中に浮く、、

 浮いたあとの生活になり、ここにいるのですが、、

 そのことを知り、揺すぶる人々、、

 生活の泡立ちを行く人々、、

 あたしはその中に粒だ、、

 粒もまた粒、他の粒だ、

 集合し、

 あちこちからはしゃぎの様子が伝わるからこそ、

 私はここに、声を掛けている必要がある、、

 じたりとした日の中で、、

 まとまってゆく人の身、の中、、

 私はひんやりとした、奥、静まったところへ、、

 いくつもの音声を溜めている、、