<1795>「多方が騒ぐ」

 なにだ今そこの響きに身体を預けて私が歌う、

 ひとつの通路に来る、、

 なにだひどく回転しながら来るのかしら、、

 ほうけあがり、、

 その時刻のなかざまに様子が見える、、

 ほう、

 私が歌って過ぎたところはここと全く同じだったのではないか、

 じたじたと歩の鳴る、、

 身体が振るわれていまここにあるもので道理が回転し出すのではないか、

 どうれどうれ、、

 その長い列に連なり、、

 あたしのなかで過剰に生まれていながら、

 その呼吸を見るもの、

 はいい、はいい、、

 長い時間に立って巡った、、

 巡ったのだと言える・・・

 

 軽く揺すり多方に出てきて、、

 その眼、その日、

 私は身体が幾重にも打ち、

 輪になる、

 輪のなかで届くあなたのしざまはどこへ、どこへ、、

 あたしは揺れながら、

 いくつかの表面、いくつかの手合いに、そのままで、身体をなし、輪が、

 新しくなるのだ、、

 なにかと言えば身体が震えて、、

 その輪の先まで出てしまう、

 驚きをつなぎ、、

 身体の多方がそこで騒ぐ、、

 あたしは息をそこの方向へ放りながら、、

 流れを、日々の絵を、、

 ここに集めてくるものと見えたのです、、

 

 な、まじまじと、その眼、見つめ、、

 隙間に入るものとして知れる、、

 私の、歩と、輪と、、

 そのものとして知れるものにはたはたと手を付ける、

 今振動が来て、

 そのなかで眠るものがあるなら、、

 私は手を仰ぎ、

 すすんでそのなかに入ってゆくとも思えるのです、、

 なにだ、割れた、、

 あたたかい流れが垂れたところに、

 私も構えて、

 そこでいくついくつもの日、振動、、

 私は多方を向いて、、

 声が簡単に外に出る、、

 それは誰のなかへも同じように当たり前に入る、、

 入っていればそれはごうと鳴る、

 身体のなかでごうと鳴って、、

 あたしはそのままあたたかい液になって垂れるんだ、、

 そら、それを見たか、、

 あたしは跳ねて跳ねて複数時、

 その様子へ、歩を添える・・・