なにげなく緩んではいった、
訳もなく口をアいて、、
そこへ、、ただ全時間と同じような重量感が上手く含まれるように、
ひっきりなしに、その日を、ただだらりとアけて、そこで、静かに待っていた、、
日は対面し、
日は、アいた口を見、、
ただ戸惑っているばかりか、、
はしゃぐのをここで忘れもした、、
どうにか、こうにか、、
その光線の、終わりのところまで、
表情を見せて、、
口の凝視にほとんど乱されていながら、、
ここへ続いている、、
見るところから見るとこのなんという温度かは分からない空間で、
どこまでも重なりながら動いて見えていたそうだ、私は、、
そんなことは一度も知らなかった、、
知らないままでなにかとこの重なりのなかで、、
全時間の分だけ生きてきたのだという気がする、、
その生き方のさなかにも、、
なにほどのアいた穴を意識し、、
あたしは通路が幾方向にのびているのを、、
そのままほうけながら見留めて、、
僅かでありながらそれぞれへ、、小さく声を返す、、
お前、お前、、
お前という、、
ひとつの声が差して膨らんだ身体のなか、、
現れて、、
現れているままにその姿を見留め、、
それは、それは、
それはどこからの響きですか、、
もうずっと長いんですか、
私が持っている時間は多分このくらいだと思うのですが如何か、、
などの、、
ひとつの声をする、、
底の裏あたりにひたと身体をかけて、、
連続して響いたものがより広い空間へ、、
初めにただ小さなひとつの手を出だすとき、
私には 時間のかたまりが外に向かって流れ出すような気がする、、
それが目を、アいた口をとらえて、、
長く入っていくことになるような、、
なにとあらわしようもないことで、
響きが続いて、、
身体がいくつもの層、、
それがリズムになり、、
時々温度が変わり、、
流れにやや濃い点がおりる、、