<1412>「渦のなかに溜まり」

 その、流れが溜まっているのを、、ここの肌全体で受けた、

 身はかわされなく、、

 何か残るままの言葉、言葉にもならないところでわだかまっているものをここらへんに見せ、、

 それが流れていくのを、、

 微動だにせずに見送る、、

 

 私は、どこか、、何もあらわれていない、新しい時間に対する構えを見せ始めて、、

 それが、どこまでもすみやかに、、

 後ろにありとあらゆるものが映っていて、

 その呼吸が、、

 徐々に混ざっていき、知らないものとも、、

 あたしが、ここで、、

 ほうと流れているのは、、

 いつの地点からか当たり前のことになっている、、

 

 その、呼吸の範囲で、、

 揺るぎながら来る、、

 あたしの目の流れは、方向を探していなかった、、

 声が、当たる場所によって、少し賑やかになるのをなんとなく見ていた、、

 見ているとその声が伝わる、、

 その声がはなやぐ、、

 もう駆け出しそうになった、、

 身体のなかに次々に渦が、その勢いが増して、、どこの、何とも確かめられない振舞いが、

 いつの地点からかは分からなく生まれていた、、

 

 余計に散らばるエネルギーを受けて、、

 その身体に引っ張られてきて、

 そこで、ほうとする時間をあたしに選ばせるもの、、

 あたしはここで何を語りかけようともしていない、

 余ったものがここに当たって一杯になり、、

 僅かのあいだだけ時間を止めている、

 そのさなかに、、

 身体からこぼれてしまいそうになっているのを、、

 今日の明りが確認する、、

 

 訳も分からずに色から色へ、、

 静かさから静かさへ、

 移っていってその隙間に私も、、

 ひとつのずれを、

 あって感覚を確かめて、、

 まためくれて、、後ろの方になって、、

 人、また人、ものというもの、

 まったくそれらが一杯になり、

 はりついて、

 僅かに時間を止めているようなところへ、、

 歩を置いている、、

 ひとつひとつが遠くまで響く歩を置いていることに、、

 なにとも言えない、、

 誰の隙間に来ているのだろうかと、、

 後ろの方で音もなくなった風景をまのあたり見る人々の隙間に、、

 訳も分からずに歩を置いて、少しとどまりながら、