<1391>「熱溜まりの線」

 同じ形象が騒ぐ、

 その日、その身振りが知り得なかった光線も今はそこに入って、、

 同じうして眺むものら、、

 眺めていながら、、

 この光の角度は遠方で眺むものの視線に今変わりつつあるのかもしらない、、

 身体のなかにただだらだらと熱が溜まってくる、、

 光線から顔を逸らした、、

 その日、その身振りには知られていないことが、随分含まれているはずだった、、

 ただその日、その身振りに居たというだけの、

 

 同じ角度から同じ呼吸が次々に入ってくる、、

 ここはいつでも戻れる道になると熱溜まりのなかでぼんやり感得させらるの、

 その日、その身振りは一切ここにとけてしまった、

 ただ太い線を残して、、

 

 形象は、熱溜まりのなか、、

 身体を常時浮き上がらせる、、

 過ぎた日の過ぎた思い巡らせ方が、

 今に黙ったまま打ち、、当たり、

 遠くの方から光線はまっすぐ、まんまなかに、、

 身体はこの時刻へも同じように垂れて淡々と溜まっていった、

 私は首を傾げた、

 円の途中まで動いて見えていたと思っていたものは消えた、、

 小さな日、、

 のびやがっている旺盛の、大仰の、

 小さな日に、、いつまでも垂れて、、

 

 響きがだんだんに遠くの方へひろがる、

 ひろがるもののふちから、中心から、、

 自分の、僅かな目の配り方が、、

 回転しながら、、

 長い線を持つ、

 長い線を持っている掌の、、

 全く黙っている為方を、、

 飽くこともなく幾瞬間も見る、眼差す、、

 線の熱がどうにも溜まってきた、

 

 その日、その身振りには多くの線が、、

 無言の、、

 静かにアいている器で、、

 ここに多い、

 縦横に垂れているのを見た、

 光線から目を外すと、、

 現在時の、ひきのばされた運動、

 そのまま踊っている、

 誰か走り出した、、

 なるほど現在時が満載だ、、

 ここの熱の為方が面で、、私に波を打ち‐はりつき、

 長い回転の先で、、

 光線の一部になる、

 そしてまだ見ている、

 まだ見ている、、その日、その身振りに上手く熱が溜まる、