日が垂れ、まだ垂れ、まだ私のなかで、
まだ相応の色み、
身体の濃さをもって、、
ここへ溜まる、、溜まったものが、意識されなく、、
それが遠のくと同時に見事に、
無事線になり、、
外から見るとまるで消えたようになる、、
その消えのなかに新しい回転をあらわし、、
活動の、運動の大胆さのために、、
全ては一度後景へ、、
後景で色を消してしまう、、
私は、、新しい回転のなかに、、
運び手が、、回る輪の音が、、
手の単調なリズム、、
線引きのなかに、一見すると見えないような為方で、、
上手く溶け、、溶けてあらわれて、、
そこからだらだら、だら、ずるずると、、
無事に線がいくつもそこに連なる、
線になって見事に溶け‐流れの一部になりながら、、
少しのはずみで、、
別様の時間の感じを、
そこへ少し置く、、
置かれたものにほうとした視線がかかるように見えた、、
誰彼構わずにここへ押し寄せてきて、、
なにかひとつの言葉を成している、、
私はいくつもの角度に映っていた、
そのほうけとしか言えない在り様を、、
半ば笑い、半ば遠くに見ることで、
また、身体を少し可能にする、、
可能にした身体、、
いくつものずれを引きずり、、
どうにか、
なんというと、、ぼやけ、ぼやけている、
そのあいだに、、
新しい回転とともに作り替えられていくさまを、、
知っていた、、
これはどこかで別の人だ、、
境い目はない、
これは別の人だ、、
どこかで別の人がいて私はそのなかに映る、、
光線にも満たないほど、
ひどく、、曖昧なものが、、
こちらの方を、、じり、じりと見詰め、
そのなかでとけていく、、
とけていくさまにほうとしてじ、じ、と付き合っていた、、
これはなにの時間なのかと思いながらじ、じと、
じとして、
想起の外へ、、多量の膨らみを残しながら居るのだ、、
これはなにの経験を見ているのか、、
また日が垂れていた、、
私はただ目をアいていた、、