<1384>「無数の容器に身体が溜まる」

 翻す背を、陽の多い、そのまま立ち続け、

 私の方へ駆って来る、

 短い音が合わさり、そのなかに、駆って来る、

 立つものは侘しく、

 

 あまりにも静かな人が夢想して、

 揺れて、暮れた。

 ひとりで今暮れた。

 

 小さな影を見ていた、

 私も少し 後ろへ下がる、

 私も少し影の後ろへ、、

 

 感じ、

 熱の一部になって、、

 私の後ろに、

 まだ温かいのに、動かないものが溜まって、

 暮れてくれた、

 

 陽が、重たく垂れて、溜まった、

 まったく、身体が溜まって、、

 振り返らない、、

 無数の容器に色濃く、、

 ただ途中の空気を、、

 重たく回転する、

 ひらたい思いが、暮れている核の、その後ろで、

 ぶらぶらと身体を、、

 ぶらぶらと遠ざけ、、

 いっときに長尺のなかへ、

 揺れて、帰った、、

 

 行き来する、

 声が集まって、、どうしてもそわそわする、

 身体の色が、

 少し揺れて行く、、

 声の方を、、

 暗中に、ただ線を作り、声が溜まるのを、、

 払わない、、

 少し焼けるだけ

 少し焼けるただれるだけ、、

 見えない、、

 見えているものか、

 

 多量の光線が、、疑問を集めて、、

 少しのあいだここの隙間へ、

 訳もなく溜まっている、

 私はそこに焼かれていた、、

 まったく乾いた音を好いて、

 どう、

 まったく乾いた響きを立てて、

 どうと、

 阿々、熱くなった、

 なんだか、、同じように、

 当たる声が、 その線の残りも、、

 なんだか、はっきりと、静かに、

 見る目が、少し、揺れていた、