天涯で、 頭を真白に焼き上げられていて、、
それでも無闇に歩を進める、
そのことによって、放心と、歩を進めるもの、
焼かれているいくつもの想像のなかに、小さく座を占めて、
私はずっと中空の、ひとつの格好を見ている、、
引きずられた、
燃えて引きずられてきた、、
身体が反響音を多分に含み、むくんでいるそのままで、
真白い日のなかに滑り出し、
燃されて来た、、
あつい動き、
それから反響音がとけて軽くなっていた、、
浮かぶ方角を探して、、
見事一心に焼き続けられていると、
想起はどうなった、
各々の無言の時間、、
まったく器官だけになって、、
気配も、何の頼りも途絶えている、
私は器官だけ、
この日のなかではどうしても私は器官だけだ、、
ここに置こう、
置けば次へ滑ろう、、
誰が滑らかだ、
誰が溶けて軽くて滑らかで、その上、見事で、一心なんだ、
なにか、日なのか、
すみやかに日のなかへ、、
継いでいるために、、
ああ心地がする、
減じてゆくものの心地が、
心地がする、、
小さな目のなかで動いて、
このまま溶けてゆくときの、
小さな心地がする、、
・・・、冷水だ、
なに、
やかましい不安感の起こりを取り返していた、、
華やかな、
平常のごった返した不安感の群れが、、
それもまたかたくなり、、
ごつごつと響きが確かめられる、、
手数が多くなり、
私が集合住宅みたいに、、、
騒擾をいくつもの壁で包んでしまうみたいに、、
冷たさの、
その内側で、器官のなかを走って、
黙って、走って、、
速度があらわれた痕跡を、、
まったく感慨もなしに、
過ぎる、日のなかに、、いくつかの連絡のない動き、突発の、
遅い目を作る、
手数の黙ったさわがしさと、、
そうして、交代する身体のなかで、遅い目を作る、、