表情に、
手当たり次第に出っくわす、
私も表情を、、
いくつか失っているなり、、
いくつかそのまま剥がれているなり、、
地面に、
しかし身体を乗せて、
そのまま走るなり、
表情の剥がれてゆく空気のなかを、
それを受けて、、翻す、
ふっと反響体の、
そのなかに、
事実を定めるという姿勢が見当たらないと、
私は口を噤んでしまう、、
なるべく反響体が反響体として、
通過して通過してとどまるその一連を、
その姿のまま、とどめて、もう一度子細に見てまわりたいと思うから、
わけも分からず通過する音を持っているから、
その人の倦怠に、
音程があり、かつての騒ぎがあり、、
じっと跳ねて、
たよりなげに線がはらはらほぐれていくのを、
後追いに追い、、
私はそのまま放心で、
線を持たないままなにか、ひとこと、
反響体から少し取ってきて、、
途方もなさに、追いつきようもないとひとことあらわすために、
そこから少し借りてきて、
なじんだ、
と、全体が白くもやもやとして迎えるのを、、
まだ、確かでないというおもいで、、
ぼう、ぼうとし、、
生きている人があちこちで放心しているのに、
すみやかに一度上がり、
生活の泡が立ち始める、、
倦怠した、その話のめぐりを、、
どこか遠くの方に持っている、
横に、横に、、
スタートの切れ目もないまま、
横に、、
しみの痕跡が少しずつひろがってゆく、、
べち、と言い、
身体はしみているままで、
どうどうと音を立ててまわる、
輪が、
あたしに輪と見えるものが、、
この場に居て、居ながら、横に、横に、、
少しく渦を、、
身体はしみている、、
さっきからまた静かに音もなく映り出し、、
確認する、、あそこにもべち、身体を分けていた、