<1358>「繁茂する日のさわがしさ」

 日の浮き、

 日の浮きぶり、、

 日・・・、・・・。 日が、じっとりと、先立って私が繁茂でしかないのをいちはやく知っているとき、

 ・・・

 私、私は知らず、草々のあいまから垂れるようにして表出し、そのまま流れているのに任せているんだった、、

 その、

 ・・・

 そのぬくみ、、名のようなものに平然として居ながら、

 私は、小さな思い出がはだける(はだける、、)のを、ゆっくりと見ていた、、

 白、・・・白み、 その浮きぶりのなかへ、 一歩、 と動かない身体から、容易に滲出しだして、、

 あのまま、誘われるまま、に、まったくぼうぼうという半濁のなかにさめていったんだ、

 

 あ、 正常な騒がしさ、

 いちはやく身体がいる・・・

 短く、、光を発、する、それが、 よく届く、

 が、 なにかの浸透をしたんだろうか、、

 まったく、初めから、これだけ旺盛に、、

 わたくしの熱の高まりともあいまり、

 それが乱れてのびてゆくのだ、それも平然とした、、

 何事も叫ばれないでああ長い身体の輪の方へ、、

 まったくの無表情で接近する、

 接近すると‐どうだ、、

 ・・・

 それらしいもの、

 熱をこなしている、、

 かけられた日、の呼吸を追う、、

 

 層に分かれて、、

 波がいくらも打っていた、打っている、打っている、

 それにしても、、

 通過、通過のあいだに、ただぼうぼうと浮き上がるもの、

 それは、日であれ、私であれ、顔と言えるのに違いはなかった、

 

 この、、浮き上がるものの近傍で、

 ははあそれはまったく近かった、、

 私は揺れのなかに含まれている、、

 ひそんでいた、、

 顔が既にこの浮きぶりのなかに含まれて久しい、、

 

 その照射を受けて、、

 その口ぶりを受けて、、

 見事に身体を繁らせているところへ、、

 少し先まで通る、、

 もっかこれだけのびた線の、、

 その線上へ、、

 きれはしが、埃が、、またたきのあいだに増えてゆく動きが、

 身体に通って、、

 いつもより厚い層を成している、、

 もう、ただ、膜の、

 不思議にひんやりとした、、

 内側で、、数えられるくらい小さく眠っていること、、日を受けて、