何の温度かは分からないまま身体のなかにずっしりと被さってきていて、そのもの、
ものの呼吸音を、、
誰とは知らず溜め息をひきつれてきている、、
そんじょそこらの声、、
遠方へ、
遠方へ遠方へ、、
ある、うつろの、膜の印象だけがきて、、
暮れている景の中の私は見る、
それがなんだろうと少しも構わないな、
もう少しここであたたかくあれば、
な、
そのような印象の声、、
あたしは跳ね返している所作の内側を静かにうかがう、、
そうして、 小さな、ひとり気晴らしの散歩道の気分になり、
僅かな揺れさえ、、
それは私がよく知っていることとなる、、
あらわれ、あらわれ、
望まれる音、と、
呼吸が変わるともう聞こえていない、、
あなたの暮れの景の中で、、
ぼんやりと浮かび、、
はたしてたいした動きもあらわされないなかで、、
なんとのう内へ内へ打ち傾いてゆく身体の流れが映る、
少し映る、
通路を逆に取ろう、通路を逆向きに、、
そうして生活をする、、
あんまり明らかなものもそれはそれで見ていて、
なんとのう振れ、、
そのなかのぼやかしてひとりにしか‐かかわりのないところへ、
一散に、、
あたしはまた景に身体を添わせ、、
少し跳ねていた、、
こうして生まれるに違いない、、
ぼやかしたひとりの人、
あたしはまた景の中で暮れまで待っていた、、
どこにでも聞こえていてどこからも跳ね返り、
誘う、小さく遊んでいて‐手のひらに、いくどもおりてくる、、
また生を、また生を、、
小さな器の集中力、
また散じ、
また生命、また生命の揺れのうろの中、
量が来る、量が自然に色を変えてゆく、、
その動きのうしろ、、
何度もまたうしろがあり、、
その残りのなかで挨拶をする、、
どこまでも印象だったり、はっきりと、
絵がうつり、、さらわれ、、
ころがっていってまた浮き上がるひとりの、
器の身の持ち方、、歩いて歩いて‐歩いたことも忘れているようで、