<1346>「あんがい無言で」

 あの、

 はい、なんでしょう、

 いいです、それは、、

 なんでしょうか、

 いいんです、とても、それで、時間を掛けていくと思います、

 はい、なんでしょう、

 なにも動かないんじゃないか、 と誰もが思うくらいには、時間を掛けていくんだと思います、、

 はあ はあ、なんだか、

 それで、少しずつ分かると思いますか、

 彫っている

 それで、少しずつ変わるんだと思いますか、

 変化を、

 

 それで、いつもの日のようだ、

 微妙に異なるところ、、

 また、色が増してゆくところなど、、

 もしかしたら、栄えてゆくところに、少し、どうしようもないものが入っていて、、

 それを、いちいち見ているのじゃないかな、と、

 一回性の、一方向性のなかで、 まだいくつも呼吸であること、

 そのさわぎ、、

 気がつかないような、

 ・・・、

 どうしようもないって、良い言葉ですね、

 どこらへんが、

 もし、とか、他、とかの、さわぎのなかではないってことで、、

 私があんがい無言で彫り込んでいる、、

 その空気のなかなど、

 すぐにあらわれて、、

 まったくそのなかへ、めり込んでいるところなど、

 どうしようもなく見ている、どうも、どうしようもなく見ていて、

 

 少し、時間を掛けているようで、

 姿って なんだろう、、

 私は違うものに接近し得るということがあり、、

 今日もなにか納得している、、

 少し移っている、、

 どうしても場所は場所で移っている、、

 はずである、

 

 それなら、少し、戸惑う、戸惑う、、

 また別の通りを経過させる、

 新しく増えていて、

 壊れたあとに、、

 どうしても小さくひらいている、

 これからどこかへ向けてさめてくるような、

 

 はい、はい、

 あなたが、過ぎたことは、細かなことは、分かりませんね、

 それで、しばらく時間を掛けたいと思います、

 短く膨らんだり流れたりしているあいだ、、

 順にそれを覗きながら、、

 あんがい無言だな、穏やかだなと思いながら、、

 日を見る、、

 日を見て、、少しその分だけズレていくの‐を、送る、