<1267>「人間は轟音の重さ」

 軽さだ、

 どんな軽さかは分かられないものの、、

 ・・・

 そう、たった今と、 少し軽さだ、、

 少し舞い上がって、

 

 だいたい これは軽やか、

 そのあとはどこへ、、

 渦が見えて、、

 沈潜、

 その音のなかからいつまでも出ないよう、

 ね、そう、

 そうです、

 ひきりなしの音です、、

 

 そこには声だ、、

 まったく呼気であるのに、、

 だいたい震動で、、

 方角を、私、 方角を、

 方角を眺めている、、

 そこに乗れよう、

 あたしが微震動で歩くことを、

 小さな粒が勢いを立ててぱちぱちとはじけて去るみたいな、

 流れるみたいな、さ、

 その揺れで、

 たった 一心で、、

 どこまでも黙視、

 踊る、

 踊りようのない場所を見つけて、、

 ひとの夜に粘りを立てる、

 ねばりを立てているだけ、

 泡なんぞ 次から、次に、湧くものだけれどもさ、

 ね、泡、泡、あるでしょ、

 もぐるんだ、

 それに裏側、

 

 それに裏側に答えて、、

 流れるみたいな、ね、

 踊り、

 全く重い踊りというものも見てみたい、

 なんか、想像がつかなくないですか、

 重い踊り、ね、

 どうやるんでしょう、、

 ねばねばして、、

 より、より、絡まってゆくんだ、ね、という顔、

 あらわれの、

 小さな夜の、、

 もう声を乗せるのは朝までお預けなんだろうと、

 なんか、さ、 じねんに黙ってしまうような、

 そういう粘り気の日ってあるでしょう?

 たったひとり で、

 あら、、ね、

 そんな仕草、、

 例えば人間は轟音で、

 内側に目をくっつけているのだから内側はなんというか粘っこい、