<1658>「欠けて」

 なにを、余、そこの、方途へ、必ず合わせ、、

 覗く、覗く、いくつもの、仕舞い、仕方、、

 なにげなし、音が遠くなる、それぞれの、

 迎え、方、様々に、照る、照る、

 辺り照る、ここらも、ここらも、それぞれ、仕方、それぞれ、

 それでここらへ紛れ、余の、余の、流れてくるのの、

 様子を、見つめていたのだと、ひとつに、ひとつに言い、、

 声を掛けて渡せ、、

 それぞれの方向からそのなかへ、渡せ、過ごせ、、

 見えて来い、見えて来い、、

 立ちのぼるのはそこらだ、、

 かげて、かげてくれろ、

 ひ、しみの、空気、線、一様、、ほつれて、、

 

 あ、存して、存して、含まれて、次々に、含まれて、

 次々に、

 向かうたわけ、た姿のものすごい、

 汗もひけ、汗もひけて、内側に、、

 誰も、さわぎ出さないところにばかり、水が溜まる、、

 沸々と沸と沸と沸として来い、、

 探り合わせて、、

 そこから、何重、何どき、

 身体も通い、通いのみちの重なり、

 そのなかへ、はしへ、引きずられて来い、、

 顔やらなにや、なにげなく、、含まれて来たあとは、、

 そこに立ち、そこに立ち、、軽さを、

 軽げに、軽げに、連なって、粒立ち、、

 はつとはなにぞはっきりと打ちはじめた、、

 かいのほうへ静かに動きをはじめて、

 うたい誘う方へ明らかに見えて来だした、、

 どれがどれが続くのかなと、

 いい、、それからそれから、

 底の方へぐいと風なとなにと送れ、、

 私は吹いている、、

 ありようありうべき水の流れのうわつらを、、

 そこからそこから吹いてくるのと、なにのと、、

 一字一句、きかせ、よくさわだてろう、

 どこぞどこぞへよく、さわだてて続かん、

 とと、、

 

 今にし今のよによくさそいさわいで見てくものの途中、

 とちゅうからさわぎ、、

 つかまるつかまるつかまる、

 なにだ、どのようにして響けばそこへと繋がるのだ、、

 心地の、不明のところへ、、

 さわぎのなかざま、

 誰も触れ得ないところへ、水が集中していって、、

 もはやそれも沸こうとするより、

 ほかに、、

 外殻は、なにようも、文字、紋様の、姿をも、、

 持ち得るのだ、、

 どうして、それを見ろよ、、

 ほら、ほら、流れる流れる(いくらいくらも、、)、

 ほのさしたところへ、

 流れて流れて、、

 あたまをも大胆に、滴、滴ごとで、含んでいくという・・・、