確かに含んでいる・・・。
これは、まず、時間をかける。
時間を遠くまで垂らし、
たら、たらとかかる、、
その皮膚の、
なかで、
私は、ハ、・・・と、僅かに回転する、
一体どこから流れてきた、、
あなたは一体どの時間から流れてきたんだ、
どこから・・・、
そうやって、丹念に彫り込んでいるところえ、
時間や、記憶が、
仕草仕方に見惚れながら流れてくる、
この作業で、
繰り返し、繰り返ししているうちに、
輪郭が、
墨の色が、、
だんだんに濃くなるもので、
私も、
こんな見え方をしてくるのだと、ハ、ひとつも思っていないところ、
どうやらこの静かな沸き立ちを誰にも見られていないらしい、
見られたところで、どこの、何か、全然、分からないので、
誰が、
訪ねても、
そこが静かな部屋であること以外に別に、
振舞いがない、
ただほうけた姿が がらんとそこに垂れているだけである。
ただ意外な表情をして ものを口につけているだけである。
お前さんが、
そうしてテンポよく、
空気のそばで ひとつの型を披露している、
そのそばでほうけてみたい、
全く目をカッピライテ、、 全く目を、
ひとつの時間が思わずびりびりと音を立ててしまうような鋭さ、当たり前の真剣さで、
それを剥いたら、
どんなにか ここの微細なものの一切は歓んでいることだろう、
(ソウゾウシタコトガアリマスカ・・・)
順序よく、
ものがいれかわりいれかわりし、
ひとつのかたちを続いているところ、
鐘の音(ね)のひろがりを振舞いにかえてみせたらきっとこうなっているし、
最初に小さく含んでみせたところも、
おそろしく長くかかり続けていることも、
極度に興奮をあらはした一瞬が、そのままはりついてしまっただろうことも、
まだ全てに響いている。
しかしそれがどこからきこえてくるのか分からず、
努めて遠くの方をうかがうだけである、