貼られたばかりのところに、
確かに身体はいて、
確かに名も何も含み、、
ひとつからこぼれる、
ひとつから作られ、、
ひとつから繋がり、
私は色を見た、、
色を見たところから始まる、、
なにがそのなかで、
私として増えていくのか、
確かには知らない、
身体は遠くに流れ、、
私は知らない、
いくつも水を持っている人の、
その表情というもの、、
そこにただ生まれてくるの、
なにがあるの、
なにというほどのものは、ないの、、
ただ戸惑うだけ、、
静かにそこで、
音が鳴るだけ、、
ほうけている時間、
あそこから随分と隔たった、
光の中で眠りたい、
しかしそれはどこまでも溶けているような、
私には不安だった、
私でなくとも不安だったよ、、
なにがそこにさせる声なのか、、
私にはきこえなかったよ、
どこから流れはくる、、
どこからこの時刻はくる、、
ひとつにくるまり、、
もののなかを泳ぎながら、、
私は愉快になっていた、、
どこから届く、、
どこからこの時刻は届くと、
ひとり愉快になっていた、、
なんだ、
水が運ばれて、
あたしはそのなかで驚くだけ、、
ものを踏み、、
踏んだ速度のなかに静かにいるだけ、、
ああ、
どうしたってぼうとする、
この、かたまりのなかへ、
あなたも入ってください、、
私の場所はここですから、
あなたも、しずかに、、
そうして私は時刻を見、
身体を、転げる、、
細かく、転げるものとして、
掴み、目を、
こちらに向けて、
くれている・・・