私にはこんなぼんやりした煙が刺さっているんだ、
誰が拵え上げたんだ、、
目が回っていやがる、
身体が辺りへこぼれたがりやがる、、
どうだって言うんだ、
素晴らしく吸い込んでるじゃあないのか、
私もこんな狂った香りのなかに踊ってみたい、
よろめきを歌っていたい、
煙の快哉が聞こえる場所で、
辺り一面のほうけた空気の真ん‐マ‐なかで、
長い時間に、
あるいは別の名を、
新しく紛れ込んでるじゃあないか、
私がどこから鳴っているか分からないぐらいで、
おい、そこの、
かぐわしい、
響きに紛れ込んでる、
響きに紛れ込んでいるのは誰かしら?
よく目覚めているのは、
長く声が通うのは、、
お前の緊張したおもてに、
全てが煙って、、
果たして香りのなかに映っているのはどうかなあ?
こうやって少し、浮かべるように吐いて、
潜って、、
緊張した夢の平らな線に浮かんで、
辺りをぼんやり過ぎたらどうだろう?
あれは煙だったのかな、
どうかな、
この暖気を、
薄闇のなかにつぶれた言葉を、
たった一秒咥え直したのだから、、
私はまたこの曖昧な日を再開するんだった、
曖昧な気配を、
浮かれ過ぎて退屈しかおもてにならない日々を、
その、
退屈が高じた水色の靴底で、
静かに眠ったまま踏みつけて、
私は本当に嬉しくて、このまま、時間と一緒に無表情になれる、
無表情にだってなれる、、
辺り一面の煙の騒ぎのなかで、
身体を底にして・・・
私にはこんなぼんやりした煙が刺さっているんだ、
知らん振りで、
いかがわしい匂いを吸って、
長い時間焼かれて、
とんでもない通路を来たんだ、
誰かがゆっくりとさわれば、
そしてまた日が過ぎれば、
止まない、
新しい温度は止まない、
ただの吐いた空気、
ただの身体のなか、