すはやさでゆく。
何故か、すはしこく、すすしい都市へ。
すはやさで。
われながら濃く、時折は踊り。
すはやさの都市。
まだらけ 緑 常温 たどたどしい。
全生物の目をして。
目を演じて。
よそゆき、逆行と、静かな日の一歩、
いっしょくたになる。
あまりにも隔たり、容易に重なりえること
あまりに怠惰、あまりに暑熱。
ひと ひと 一様 視線は散らばり。
一隅の露店。あるいは疑いの目。
ただ明け、ただすはやさ、ただのアトランダム。
あるいは十数年前の言葉。
ひらにすはやさの代わりをする。
あるいは数年前のかんしゃく。
ひらにゆき過ぎて歩行を呼ぶ。
よばれ、よばれ、えい、歌、踊り。
もうぞう、揺るばれ、炎天の歓び。
異国の目。
うたい。
やとわれた花びら、飾り、食い気、日また日。