着く、着く、着く。
まぎわにそ、と離し、着く。
目、公園を大胆に横切る、日。
細い、細い、白い雨。
あずまや
あずまや、あずまや。
知り、頭のなかだけでぼうとする、知り。
やき、歩行、嘘と、軽やか、一切。
探る人、探る人、あくまでも探る人。
その夜に同じ人と歩いている。
また鳴り、また鳴り、また鳴り、
鳴る。
それ以外の目、あるいはかなり煙に似ている。
あるいはかなり煙の匂いに似ている。
激しく醒めていた目へ、その目のなかの言葉へ、
あくまで近付く人、あるいは近付いているとは知らない人。
湯気の立つ、湯気の、、
プランターの仕草。
あたかも別の呼吸はないのだと言うように。
無い、無い、無い。
あ、新しい気分に入ってしばらくそれとは気がつかない、あ。
模様が、関連のない一部一部であるように。
ただ湯気を見、湯気を交換し、
一言も見えなくなるように。