秘密をあらわして平然としているもの。
時計、涙。
偏った一日。
野放図な華やかさ。
パイプ。一日休む。
呼吸のきはどさ。 当たり前の印。
過去へ一歩を置いていること。
点の表情。 線のにじみ方。
新しい出会い。
ニュートラルポジション。 ひとりの机。
過ぎ去った未来のこと。
遠くまで憶えている問題。 視線。
温泉。時間のなさ。
全てが溶けてしまうこと。
空気は問われていない。
駄菓子。サンダルを蹴って。
丁寧なイントネーション。表情の夕方。
遊び。 息の切れない。
ひとりだけの花。 香りの内側。
朝。 会話だけが浮かぶ。
過去は寝ている。
どぶろく。 ウィスキーのロック。
マッサージ。 やさしいコーヒー。
隣に住む人。 あるいは遠方のそれ。
あいだ。 ひとつのカフェで休む。
紙幣。 不器用な手。 明日と未来。
今川焼。耐熱皿の艶。
長い休み。 バンドのない腕時計。
騒音と商店。 新しい人。
アイスクリームが溶ける。
交差点。 色の行き交い。
呪文と巡り。 回転と葛藤
床の間へあなたがいる。
カレーと休み。
記憶より速く走る。
あてど 万雷の拍手 沈む
転がっていく。 塵とスチール缶。
驚きに似ていること。
人は粘菌ではなくなった。
あらゆるものの後。 あらゆるもののことの後。
カラになった視線。 文字 砂
奪う
緑色。 華やかさのなかで。
カーテン。 じっとりと染まっていく。
朝日でないこと。 夕陽の記憶のなか。
肌が灼けている。 笑み
日産 カブトムシ クワガタ
ベッドのライト
舗装された道。 中央駅。
他のどこから来たのかも分からない人。
贈り物。 ひとつはうわのそら。
モード。 歓待と市場。
どんど焼き。寒さと足。
細かな灰。
ただのあたたかさ。
古くなった新聞。 かわいた声。