出来上がることに驚き、、
出来上がることが続くのに驚き、、
ただ続くのに驚き、、
道に驚き、触れてもなんの感触もないだけで、
ためらわず驚き、
あたりまえの言葉にときに驚かなくなり、、
驚かなくなることにも当然驚き、
驚き続け、
驚き、驚くにつけて夜(よ)も明かし、
晴れ晴れとしたヒにひとりで立って居(イ)、
なめらかになり、、
やっているという感触もなくなり、、
ただ底の方に穏やかな、驚きの感覚をよこたえ
それが長く続き、
空洞になり、音(おと)がよく響くようになり、
どこへもゆけ、どこからも帰ってこれるようになり、
訪ねる場所、訪ねる場所ごと、
風は、 また風は、 風はまた風は、、
道に舞って、舞って、舞って、、
その不意をつく声に驚き、
振り返り、再訪し、
よどみ、立ち上がり、ひらき、流れ、
軽くなり やわくなり
ふとした拍子にはじめてのところへ戻っている、、
微妙に異なる・・・