嚥下・・・、
隙間風、、
丸みを帯び、
わたしが聞いた、
それは何故、それは何故、
真新しい響き、ただの押し寄せ、、
さらうさらう、み、掬う、わたしは一音(いちおん)、
一音(いちおん)ぼかし、彼方の音(ね)のリズム、またはたいら、
ゴゥン、ゴゥン、ゴゥン・・・、ト、、わたしは鐘に紛れ、
鐘を誘い、招び込まれ、ひとりでに飛翔する、ただのくちばし、
羽音にとびあがる、起立起床と、たくましいわが子どもら、
ムクドリは、鐘であった日々を、今ここで忙しくなく鳴らしている。
あなたが互いの表情に、その輪(わ)、広がりを見るごとく、
鐘は移らいだ、ただあなたの感慨を目掛けて、
あくまで飛行をその柔らかな毛の中に包み、、
わたしはゆく、、あらたかな巣のなかで音(おと)は過ぐ、
揺れィ、揺れィ、揺れィ、おおらかなくちばし、
くつろいだゆきさき、二色、三色の用意の空(そら)、
はやのみこみ、はやのみこみ、そのさきで、
華麗、華麗、ときおり挟む、、
あるいはくわえ込む、
わたしの手のひら、
あなたつまみ、
通過・・・、