一匹のさびしい人間になって、ひとまずここらを染(そ)みてくれ、
おまんが愉快だろう、
おまんは楽しいだろう、、
それに加えて、ひどくさびしい流れもここえ、
ただひとつの音(おん)を繰り返して、、
たわんで、、裂けて、ひらいて、、
軽々と弾んだ、 あのフシと、
ちょうど未来と、、
かたよったこころねと、、ともと、
ともと ともと
ものぐさ、、
あたらしくものぐさのかおりする、、
こんだあたしのなかえ格別にかおりさわってゆく、、
おそれらくはなにごともぴったりしない
おそれらくはなにものもぴったりしない
デ
わたしはかすかに歩いていた、
もうほとんど消えて見えなくなってしまいそうだった、、
そのかおりが 湯気が 煙が うわずりが 上気が ためらいが 自分が くやしさが 不安が 夜明きが
外が・・・
ただのぼっ、、とした夜気に静かにさわれよ絡まれよ、
こんだあたしのよろこびを混ぜてみるから・・・