<1039>「凛と粘り」

 凛 ト、粘り

 ひとである以上は後ろめたく

 凛 凛 と 粘り、、

 凛 (一念発起せぬ)

 凛 ト、粘りで、、

 しみたれて 涙で うそのように朝は暗くて、、

 こんなもの、人生なんていうものと、、

 ただ放擲してしまえばよいものを、

 凛、凛、ト 粘り、

 結局、面白いもの、喜ばしいもの、

 人生より面白く喜ばしいものをほかに知らぬから、

 ただ立って、、

 窓の先に幾重も、音(おと)音(おと)音(おと) (flying)

 凛、凛、凛ト鳴り、、

 ねばたく朝、まだ来(キ)、わたしの空(そら)と窓、

 たあいもないおそらく、、

 走行路、、また、どろどろに溶けて、

 その姿 ひとりで進む ひとりで過ごす、、

 よろこびあい またの名も名に次ぎ肌と、、

 尋常様(ヨウ)のあつさ、

 ただになまぬるく絡みはじめ、

 その姿 凛

 あたしはまだまだしたのほうえ粘り、、

 既に凛 既に凛、ト、粘りのその姿でまたモ・・・