<1038>「恥じらい(私は鈍くなる)」

 恥ずかしさ、思いがけず出で来(ク)るもの

 いできたもの(いでできたたももの、、)

 死ぬほど恥ずかしく 死ぬほどさむしい朝に、

 突然出で来たる、、

 かの感覚をまたぎ、出でたわたし、、

 あなはずかし、あなはずかしいやなその一連、

 とてもの一言、

 わたしにはとてもの一言、

 わたしにはとても恥ずかしいというひとこと、、

 ただ朝が過ぎ、当然のようなツラで(ツラ、ツラ、ツラに次ぐツラ!)また、恥ずかしさも過ぐ、、

 そうしてまた手足、そうして胴体、

 あたまと、

 こころの全部、、

 それがそれ以外でなくなり、

 身体(からだ)がやわらかくなり(ひとりヨガをする)、

 さけぶ、、

 この恥じらいを舌で湿し、さわぐ、遊ぶ、

 必ず愚かになってみせる 愚鈍になってみせる

 ト、、

 ひたすらに皮を捨て、身(ミ)を捨て、捨てて捨てて捨てに捨て、

 らんらんと輝くあのあたらしい営みに、

 目を向け おそれ、歓喜し、

 小躍りスル

 とってもとっても長い時間を通(トオ)ってわたしの目がさめる、、