正午の染み。
雑然と拡がる。
今、私は交換する。
局所的、それは水。
正午の染み。
すべらかに名のる。
過去、私はことづける。
感情的、それは水。
奥の根の名前。限りなく何度も顕はれて、そこの大概の日と、優しく分かれてゆくことで。
ジャガラガラガジャ
気のついたものから音もない。呆然と立ち尽くす姿。祭りの興奮で淀む。淀むだ興奮を掬って、放つ。
あたしがあたしを離れて走る姿。
埋没した静かな笑み。
疑いのないひと掴みの響きに、ひと払いのささやき。
雨が降る。誰の目にも映らぬ。あたしをいたずらに熱のあげてゆく人。
響きは、いできたるところの音の何かを忘れる。悔やむ人の声。たわんだ余白に指をつける、と、これは嬉しい。これからも嬉しい。
あたしがあたしのなかを走る匂い。
ゆくあてをぼやかして。
緊張性の皮膚。
皮膚はリズムよく水滴と別れる。
とめどもなく、生彩に、輝きの色と(ト)なり続け、る。
いくらかもの思わしい日差し。
そのかげに、ひといきの隙間に、消えかかるかさなり・・・。