2016-08-21 不穏 詩 胸の内でぼうっと点いて、真っすぐに頭まで結ばれたかと思われる線が、急に大げさに中をかき回して、全体をおかしくしてしまうなんてことが、あるとでも言うのだろうか。 そんなこと、まるで馬鹿げている。骨という骨が残らず灰になるまで待っていても、そんなことは起こらないだろうという気がする。 しかし、飯を食って全く気楽に休んでいるとき、ソファで寛いでテレビを見ているとき、団欒のうちで顔を綻ばせているとき、何の断りもなく突然それが起こるような、気がしないでもない。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中詩 ランキング参加中自作詩