2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

<2648>「ひとりの身体になりますように」

次々にこの場所へ集まるのを、 あたしはほうけとして経過する、、 現実は、 眠っているための場所である、 どうも、そうとしか思われない、 と感じる、 私はたしかに、過去のどこかに存在しました、、 今は、 静かな覚醒の世界にいる、 以前は、 そのことで…

<2647>「愛していないし、応えない~過去と治療4」

事件の映像を見終わると、父は、私に向かい、 「お前も将来こういう犯罪者になりそうだな」 と言いました。 周りの家族や親戚は笑っていました。 私は、何がおかしいのかが分からなかったので、笑いませんでした。 しかし、今になって思うのは、そんなことを…

<2646>「得体の知れないものへ、手を入れる」

私は言葉が止まる、、 しかし、生は、二重にも、三重にも、してありますから、 私は止まる、身体を見、 あ、応える方向へ、と、 自身の身体に、手を添へることができます、、 あたしは最初の振れ、 最初を起こす、、 身体が徐々に、遠方へ、遠方へと、 響い…

<2645>「身体の具体性は、他人に期待をしない」

現在を、無音で通過する、 ここは、 何もない場所だ、というように、 しかし、、 ここが、後から振り返られて、、 ある確かな形になっているのは何故だ、、 ただ同じ風景を見つめるのでも、 今の映像は、 私のずっと先まで、残る、、 それが分かるのが、 い…

<2644>「名前も知らない私に、ひとつの風を」

時々後ろを振り返り、 ぼやっとしている、 私の姿を見つめる、、 そうか、 今の私から見れば、全て、 生まれて間もない、 ひとつの混沌のなかにいるもの、、 私はそこに、 しずかに削りを入れている、、 削り出したものが、 いまはっきりとしてきた、という…

<2643>「啄木の詩人観」

【一握の砂・悲しき玩具―石川啄木歌集 (新潮文庫)/石川 啄木他】全編筆写し終えました。あまり短歌に馴染みがなかったこともあり、啄木の世界に入るまでに時間を要しましたが、写し続けているうちに、どんどんと啄木の世界が入ってくるようになりました... →…

<2642>「根拠でしかなくなるぞ、こわさ」

より内部へ、 あなたは上手くなったな、、 例えばあなたに声を掛けたとしよう、、 それによって、 あなたが嬉しくなったとしよう、、 しかし、わたしは、 どこかで嘘の意識を抱いていて、 それならば、 ここで何も言わないことではないか、と、 考えていたり…