<2086>「ふたつの、ヒの視線を容れたら」

 まだあなたがいるところは振動だから、

 それに静かに合わせて、、

 私は自を振るう、

 なぜかそこにいるもの、、

 そこにいて、

 ふわりと身体が浮かぶものに、

 姿を合わせる、、

 あたしはしびれて出でて、

 そのままゆっくり、

 身体の枚数を数える、、

 なにだ、

 晴れた時刻に居ることが明らかになり、、

 私は潜る、

 次々にその目標へ向けて駆けるのだ、、

 

 だれが隙間から、

 身体に複数の太陽を容れた?

 私は疑問に思いながら、

 ここで生活をしている、、

 なにだか、分かりやすく、

 この方向へ向けてヒが来る、、

 ア、

 身体にはその時間がアいた、

 たれか分かれて、、

 私は過ごしていた、

 いちりょうの印、、

 私はまっすぐに見つめてしまう、、

 こんな時日に、

 静かにかえってしまう、、

 ふたつのヒ、

 ふたつの視線、、

 ア、

 どうにもならない時刻の上で、、

 ここは騒ぎながら、

 なんだか当たり前に来た、

 私は印を持っていて、、

 それに複数で帰る、

 ア、

 なんというあたたかさ、、

 あたしはしびれたんだ、

 このあたたかさにしびれた、

 

 きっとここは生命時で、

 あなたも回転を増やしている、、

 そんな姿だと思うんだ、

 ア、

 大層に膨らんで、、

 あたしは瞬間的に駆けていく、

 どこぞの方向を見ている、、

 ひとつのなかであたたまっていく、

 ア、

 ひとつ垂れたら、、

 ひとつ身体のなかにしまい、、

 また渡す、

 また溶ける、、

 身体は嘘のように出来上がってくる・・・

<2085>「繊維はまた、太陽を数える」

 ん、

 地道な運動のなかに、、

 その繊維の興奮を見つけた訳ですか、、

 ははあ、、

 私もその空気の一部を吸いました、、

 あなたは当たり前に晴れてくる訳ですか、

 どこからともなく、

 そんなことはまったく知らなかった訳ですけれども、

 なにかとてつもない、

 ジの流れについたのだという気がする、、

 繊維がまたほどけて、

 まただらりとした様子で、

 呼吸を楽にしている、、

 

 私は水を飲む、

 この流れはどこへ出ても続くのだという気が、

 どこかでしている、

 きっとあなたもそういう響き方をするでしょう、、

 私は水を見ます、

 ん、

 どこまでも尋常です、、

 身体から先へ、

 あなたはどこから来た、、

 私はパイプの響きに、

 神経を合わせている、、

 ん、そうだ、、

 なんだかあたたかくなり、膨らんできたぞ、、

 手を入れる、、

 身体はまとまる、、

 ア、

 身にはいる響きだ、、

 あたしはいちいちを掴んだ、、

 ア、

 この戦闘、、

 この一人の時間意識、、

 新しい太陽の日に、

 私が立って迎える、、

 身体のありかた、

 

 今に呼吸を与えるんです、、

 私は生きている訳ですから、

 しかし定着して、、

 この響きが何度か重なったのち、、

 あなたが同じこの流れに手を合わせる、

 それを静かに見つめる目は、

 それは、、どこにもないのかもしれません、、

 あたしが生きている、だけであるかもしれません、

 それが滑り、、

 今にはどうもあなたがいるという、、

 そんな景色がある、、

 そんな時間がある、、

 そのことをそのあなたの皮膚の上で感じるでしょうか、

 これは何の通路でしょう?

 私が揺れて、、

 世界のヒが傾き、こぼれる、、

 あの時間は・・・

<2084>「身体の切片と花」

 身体が剥がれて、

 時日のなかにまた、きこえなおしたろう?

 どうだ、、

 私は日の中へ去っていく、

 身体から分かれて、、

 今にアる、

 この誘いを含む姿はなにだ、、

 あなたを通した、世界の潤み、のようなものへ、、

 まっすぐに入るのではないのか、、

 さて、

 どうかしら、、

 これは身体の中に回転する、

 常に、

 ここの物事を確かめながら、、

 

 私は増えた物事に対して、、

 大きなアクションで応える訳ではない、、

 その場の回転に、

 静かに参じるだけだ、、

 ア、

 当たり前の手のひら、、

 身体が次々に揺れ出して、、

 ア、

 あたまのなかの踊る出来事を、、

 ただ静かに見つめている、

 ア、

 走る姿の滑らかを、、

 今身体に貼り合わせている、、

 のだ、

 ふるういくつかの手のひらから、、

 順に見え、

 順に駆け、、

 なにだ、

 こうまではっきり現れたのなら、、

 端まできこえて、

 今に身体を渡る、

 今にその声の時代が分かる、、

 あるならば、そのまま受け、

 そのままで混じるものよと、、

 ひとつの形で言いながら、

 

 花をする、

 どこかから粉が出て、、

 まだ原初の記憶でもある、

 ヤ、

 この地平で、花をするなどとは、、

 ちっとも考えなかった、

 それでも、

 意外ではなかった、、

 あなたはまだ粉なんでしょう、、

 水に紛れて生命であることを思い出すような、

 そういう体験を持ったことがあるのだろうか、、

 あたまのなかに育まれた、、

 そういう類の種を、

 美味しいものとして、

 ひとつ考えてみたことはあるだろうか・・・

<2083>「液へ向かう手」

 ここは違う記憶だ、、

 あたしは次から次へと時刻に走る、、

 物事の様子をおさえている、

 発、

 この光、、

 わたしがまだ宇宙のそばで呼吸をしていたときのように、

 身体は静かにあらわれて、、

 なにやらこの場所へひとつの声をかけているように見える、、

 はて、

 どこから来たのか、、

 私にはまったく分からないまま、、

 映像だけが静かに次へ移っている、、

 

 明日との対話、、

 なにから声がして、、

 今私の前に何度も見えてくるでしょうかと、、

 ここに声を掛け、、

 私は、仕方なく、、

 時刻のなかでふくらむことにする、、

 ア、

 時間が垂れて、、

 この時日にあらたに生まれながら、、

 放射、

 放逸、、

 身体のなかに膨らんで、

 丸い時刻、、

 今確かめうる日々の、

 流れがさし、、

 長く生まれ、、

 おい、ここはどの風景なのだと、、

 私へ発話する、

 ア、

 ふるえて、

 身体のなかに今生まれたのを、、

 まっすぐに見つめることになったな、、

 それだ、

 それなのだ、、

 あなたがこの時刻のなかで見つめるはずのものは、、

 たいよう、、

 身体から身体へ、

 しびれを渡して、、

 今その愉快なうたいのなかにくる、、

 あなたの手と液、、

 あふれる、

 

 知らず知らずこの場所はこんなにあたたかくなっていて、

 今はいる、、

 今、揺れて、はいる、、

 その仕組みを見ている、

 私はその方向へ繋がる、、

 私はきこえる、、

 身体から次々に来て、

 存分に、

 ただきこえたいだけきこえるものになっている、、

 かわく、、

 はやくこの手に水を、ひとつの液を・・・

<2082>「土地のヒという」

 つめたい表面、

 なにだ、、

 私はまだ、太陽時にいる、、

 はて、(ハテ)、

 太陽時はまだ、青い眠りのなかで、

 私の呼吸を数えている、

 一、二、三、四。

 私は、ホウけた気分でここに、参じてきた、

 訳だ、朝、

 私が朝、亜太陽を咥えて、

 まっすぐな地平へと出る、、

 ア、

 これはどこからの知らせ、

 どこからの露、、

 不安定な意識のなかに、、

 ごうと静かな青いヒで、

 参加してくるもの・・・

 

 私はそのヒだまりに、、

 冷静に手をつけていた、

 つけていると、、

 それからなにやかや、駆けて、、

 生まれてくるヒ、、

 私はもののすさまじさにふるえ、

 ここで合図をする、、

 私はまだ点ですよ、、

 ・・・、

 応答がない、

 ア、そうか、、

 ここは当たり前の平面、、

 当たり前の土地だった、

 ここで生きている人だった、、

 私には意味を成してきた、

 そのための時間だったのかしら、、

 眠っていたものにふれて、

 あなたと踊る、、

 私は踊るとき、

 太陽が何も知らないだろうことを思うと、、

 やわらかい時間を現出させ得ることを知っている、、

 ハハ、ハ、

 ヒのなかだ、、

 これは時間で、これはヒのなか、、

 

 私が世界へ渡り、

 時間を含み、、

 静かにボタンを押すと、、

 はなやかなヒのなかに来る、

 ア、

 時、

 学問的に、打てば響くだろうか、、

 私は存在のなかを駆けて、

 揺らぐオ、、

 オドリノヒト、コチラ、コチラ、、

 あるあたりまえの影から、

 過ぎていくひと、、

 ハ、ドコニ、方途を、持つか、持つかな・・・

<2081>「光の中の燃焼、砂と風」

 ゆるやかだな、

 ア、

 こんなふうに時刻へ向けて、

 体温をしていると、、

 ア、

 簡単にこの風景へ生まれ出て来たのだ、

 ということが分かる、

 なにげない、

 これだけ呆気ない、、

 すべての喧騒から去ったあとの、

 静かな部屋に来ても、

 まだ終わりじゃない、、

 まだなにも終わりじゃない、、

 人間が燃えている、

 人間の姿形をして、、

 

 一場の夢という言葉の響きをきいて、

 あなたは甘美なものを想像しますか、、

 私はだが、

 甘美さもない、

 厳しさもない、、

 本当にただ、現実が、、

 現実から剥がれたときの、

 空白的な在り方を想うだけです、、

 ア、

 こんな通路を生きて過ぎたのだろうか、、

 私は回転して、、

 分からないまま、

 じっとこの作業のなかに控えている、、

 とんでもないことだ、、

 身体が通路を抜けてくるというのは、、

 それ自体がとんでもないことなんだ、、

 私は駅から駅を使うでしょう、、

 なれた場所に出ますね、

 そこは光なんです、

 エ、

 どこまでも光なんです、

 そのなかに紛れて私は、、

 ア、

 ここが当たり前にあって、

 光の中に紛れるだなんて、、

 こんな嬉しいことがあるだろうかと、、

 言うんです、、

 

 身体も出来てきたでしょう、

 それに驚くことはありません、、

 驚くことはありませんが、

 しかしなんだろうな、、

 あたしは水のなかに静かに潜り、、

 このヒや、うたいなんかが、

 妙に全部くぐもってしまうのを、、

 ぼうっとした気分で眺めていますよ、、

 あたしが育ち、

 この砂や風を含んで、、

 あらたに立ち上がってきたことを、、

 僅かの振動でも知れる人々を・・・

<2080>「人間のいない、言葉の線時に立って」

 時刻を優しく回転させると、

 あなたは太陽の位置にいて、

 呼吸がひとつだけになっている、、

 ア、

 その太陽の光線から漏れて、

 あたしは次々に伝わってくるのじゃないだろうか、

 その身のなかにあれ、

 かわりの姿で、、

 私は伝熱で、

 ただにふるえているだけなのだ、、

 あなたが短い言葉をし、

 短い表情をし、、

 この一点に帰るとき、

 あたしはまともに受けている、、

 たらりと液がこぼれる、

 

 ハア、ハ、

 ア、なんだ、こんなに含んで、、

 あたしはただここに声ののびるまま、

 その表時を埋め込み、、

 なにか事態がまっすぐにふるえているのを感ずる、、

 ア、

 その表現時、、

 順に順に手のひらから、

 そのあなたの集中が漏れてくると、思える、、

 どこぞからどこぞに、、

 その線の集中があるのだろうか、、

 私は確かめながら、

 地面から来たものとともに呼吸をする、

 一、

 いちほん時、私の不在、、

 宙に浮き、

 身体はじかにその場に当たる、、

 その砂のなかに紛れる、、

 ハ、

 浸透する姿、、

 身体は流れ込み、

 身体は安堵する、、

 

 私は線の栄光について言うのではない、

 ただその日差しについて身体を続けるのだ、

 という、、

 どうしてこの場所に、

 永遠に居るような気持ちになるのだろう、、

 永遠に居たからこそ、、

 戻ってくるのが可能なのじゃないかしら、

 ただ次々に規則的に溜まっていたのでは、

 戻るのも不可能になるのではないかしら、

 ん、

 フン、

 言葉の世界に、人間がいないとどんな音だろう、、

 私はもうただ熱だし、

 熱時だ、、

 よく覚えているその光線の道の、、

 剥がれた、一、いちいちの泡なんだよな、、

 そんな声がきこえた、、