私は知る、
環境も、気分を持っていると、
私は歩く、
特に何を考えるでもなく、、
私は、
想像した世界のなかへ、
段々に進んでいく、
この日々が不思議で仕方ない、
当たり前に訪れようとしている、
その日がこわくて仕方ない、
私はドキドキする、、
身体が夢を握っている、、
夢を握っているとき、
こんなにも生にはいろいろ起こるか、、
こんなにも1日の密度が濃くなるか、、
多分、
何にも起きていないように見えたり、
淡々と過ぎていたりするように、
ただこちら側からは見えていることの、なかに、
これ以上はないというような、
ひとつの劇があって、
その劇は隠されている、
穏やかな笑顔で隠されている、、
私は集中する、、
自分の作業に集中する、
エネルギイを、
どのような形で通したらいいか、
模索し、
方向が定まりだすと、
その勢いは濃く、強くなる、、
私には血しかない、
血しかないから、、
交通整理をする、
ここと、ここと、
あそこを通ったらいいよという、
道案内だけをする、、
近くで人が呼び、
私には現実もあることを思い出す、、
生きていることは、
なぜ複数なのだろう、
生きていることは、
少し分裂の気配、、
だから、
昔の友達と会うこと、
家族と会うことは、、
その複数さのなかに、
線をひとつ通す作業、
私は、
穏やかなのかしら、
と自分を疑うことがままある、、
からだのなかで、作られた、
私の血は、
よろこびや、
さびしさの形をしていない・・・