<2958>「小学生の私と私」

 たくさん遊びたい、

 たくさん遊びたいから早く起きる、

 作業も遊びなんだな、

 いやでもいやじゃなくてもやるという、

 ルールを課すことも含めて、

 遊びなんだ、

 遊びだから真剣にやる、、

 小学生のとき、

 初めて東京ドームに行けるっていうことになって、

 夜はまず上手く眠れない、

 夜中何回も目が覚める、

 早く朝にならないかな、

 まだ朝になってないな、

 やっと太陽が昇ってきたな、

 でも試合は夜だから、

 まだ日中は普通に学校があって、とか、

 それぐらいワクワクして朝起きていたこととか、

 そういうことを思い出す、、

 

 そういうことを思い出すのは、

 今、もう大人で、、

 あんまりワクワクし過ぎて寝れないとかはないんだけど、

 小学生の私と、

 今の私とがいま一番、どの時代よりも一致している感じがするからなんだ、

 なんとなく班長になったり、

 野球をして遊んだり、、

 何かものを書いたり作ったり、

 これは、

 小学生の私そのものなんだという感じ、、

 結局楽しいこと、

 やりたいことは過去に既にやっていることだよって、

 本当そうだよな、

 

 私は何にも分かっていないんだ、

 そして、

 だから諦めて勉強しないとかではなく、

 分からなさというものの精度を上げていくということ、

 これが肝要なんだなと思う、

 そうすると勉強していても楽しい、、

 分かっていないのに分かったふりをしなくていいから、

 分からないなあ、

 どうしても分からない、、

 この分からなさというのは一体何に由来するのって、

 考えると楽しい、、

 

 よく、

 昔の友達に会うと昔に戻れるとかいうけど、

 私は、

 生まれたときの私から、

 今の私までを、

 ぎゅっと太い線で結んでおきたい、

 途中経過、

 良いことも悪いことも、

 なしにしたくないという思いがあるんだ、

 だから、

 こうして書くことによって、

 線を引こう、

 引いたものを太くしていこうという気持ちがあるのかもしれないよね、

 と思っている、